演奏会での差し入れのマナーと選び方

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演奏者からピアノの演奏会に招待されたら、何かしら手土産を用意して出かけるのがよいでしょう。
では、ピアノの演奏会ではどのような差し入れを用意すればよいのでしょうか?

差し入れのマナーとよく選ばれているギフトについてご紹介します。

演奏会での差し入れのマナーと選び方

招待券をもらったら同額かそれ以上の手土産を用意

ピアノの演奏会では、必ず差し入れをしなければいけないという決まりはありませんが、演奏者から招待を受けた場合、特に招待券をもらった場合には、何かしらの差し入れを用意するのがマナーです。

招待券をもらった場合は、そのチケットと同額かそれ以上の手土産を用意します。
知り合いのコンサートに、チケットを購入して出かけた場合には、演奏者との関係性によりますが、楽屋に出向くときは差し入れを持参したほうがいいでしょう。
直接会って、手土産を渡すだけでなく、ひと言感想やお祝いの言葉を伝えるだけでも、演奏者にとってはうれしいものです。

一番人気の花は、意外にかさばるもの

物品を用意する場合、最も無難なのは花束でしょう。時間があれば、事前に相手の好きな花や、好きな色を聞いておいて、それに合った花束を用意すると喜ばれるでしょう。
その他にも、花言葉を利用してみてはどうでしょうか。感謝の気持ちを意味するダリアだったり、感動を意味するカーネーションだったりと、あなたの気持ちを花にしたためてみるのもお勧めです。
できれば、花は花束でなくバスケットなどに入れたアレンジメントの形で用意しておくのがよいでしょう。会場での保存や、持ち帰るときの負担が軽減されます。

ただ、多くの招待客がいる場合は、プレゼントされる花束の数が多くなることが予想されます。移動するときの大変さはもちろんですが、自宅で飾る場所の確保や、保存する時間と手間がかかってしまいます。
極力、日持ちのする焼き菓子など別のものを手土産として持参するようにしましょう。

食べ物で喜ばれる手土産

コンサートでは、観客に演者の表情や演奏中の細やかな動きが見えるようにと、ステージ上は常に強いライトに照らされています。
そのため、演者は激しい動きをしていなくても、強いライトによって大量の汗をかいているため、水分補給を必要とします。 基本的に、ステージ上で水分を補給することはありませんが、休憩中や終演後に喉の渇きを潤してもらうために、水分を摂れる手土産を持参するのはいかがでしょうか。
特に夏場には、ゼリーやフルーツなど、喉越しのいいものが喜ばれるようです。

コンサートなどでは、終演後その場で軽い打ち上げが行われることが多々あります。
お菓子などの食べものやワイン、シャンパンなどの飲みものを差し入れすると、打ち上げの際に重宝されることがあるようです。

差し入れは、直接渡したいという場合には終了後に楽屋を訪れたり、終演後に会場片づけに出てくるタイミングなどで渡すとよいでしょう。
とはいえ、大抵のコンサートでは受付で差し入れを預かってくれます。
相手の名前と差し入れ者の名前を書くカードなどが用意されている場合が多いので、これに記入して受付に預けると、終演後に楽屋に届けてくれます。
コンサート終演後の演奏者は意外に忙しいもの。邪魔をしてしまわないような気配りも必要です。

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